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関係者の多いプロジェクトでの“伴走型ディレクション”

2025.01.15

はじめに

「外注にすべて任せるのは不安。でも自分たちだけでは回らない」

「社内の調整に追われ、制作まで手が回らない」

こうした悩みを抱える企業・組織は少なくありません。

特に大学や自治体、大手企業のように関係者が多いプロジェクトでは、調整業務そのものが大きな負担となりがちです。

私たちは、そうした案件において「単なる外注」ではなく、クライアントの一員として動く“伴走型ディレクション”を大切にしています。

この記事では、複数の関係者が関わるプロジェクトにおいて、私たちがどのように動き、どのような価値を提供しているかをご紹介します。

プロジェクトの背景と課題感

関係者が多い案件には、次のような課題がつきものです。

  • 社内調整の負担が大きい(部署ごとに意見が異なる)
  • 指示がまとまるまで制作が進まない
  • 情報共有の抜けや伝達ミスが起こりやすい

こうした状況の中、「外注先にもある程度調整を手伝ってほしい」という声を多くいただきます。

しかし実際には、「そこまで対応してくれる外注先は少ない」とのお悩みも多く耳にします。

私たちのスタンス──“伴走型ディレクション”とは?

私たちが掲げる「伴走型ディレクション」とは、クライアントと同じ目線で考え、必要な場面で主体的に動くことです。

  • 指示待ちではなく、先回りして整理・提案する
  • 社内調整を外部から支える“もう一人のディレクター”として機能する
  • 制作だけでなく、プロジェクト全体の成功を共に目指す

“中の人”としての柔軟性と、“外の人”としての客観性。

この両面を併せ持つことが、私たちの強みです。

実際の進め方と工夫

ある大学のWebサイトリニューアルプロジェクトでは、学部・事務局・広報など多くの関係者が関与していました。

この案件において、私たちは以下のような形でディレクションを支援しました。

  • 会議や打ち合わせに同席し、発言内容を整理・記録
  • 各部門の要望を取りまとめ、情報設計・UI設計に反映
  • スケジュールやタスクの整理・調整を行いながら進行管理
  • 社内報告用の資料や図表もこちらで整形し、共有

「こうしてまとめてもらえると、そのまま社内に提出できるので助かります」

というお言葉が印象に残っています。

「お願いしてよかった」と言われたポイント

プロジェクト終了後にいただいた主なご感想をご紹介します。

  • 「まるで社内のディレクターのように動いてくれた」
  • 「情報が錯綜する中、全体像を把握してまとめてくれた」
  • 「専門知識もあり、質問への対応が早くて安心できた」

私たちは、制作スキルに加えて、人として信頼される関係づくりが、長期的なパートナーシップにつながると考えています。

おわりに

関係者の多いプロジェクトほど、外注パートナーの「動き方」や「姿勢」が、成果を大きく左右します。

私たちは、ただ「作る」だけでなく、「ともに成功を目指す伴走者」でありたいと考えています。

「社内調整が大変そう」「ひとりで回しきれないかもしれない」と感じている方がいらっしゃれば、ぜひ一度ご相談ください。

外から見て、内側に入り込むサポート──それが私たちの得意分野です。