はじめに
「UIを改善したい」
「もっと使いやすくしたい」
そう思ってはいても、いざ着手しようとすると
「どこから直せばいいのか分からない」
と悩まれる方は少なくありません。
UI改善というと「デザインをきれいにすること」と思われがちですが、実際にはもっと基本的で重要なチェックポイントがあります。
今回は、WebサイトやシステムのUI改善に取り組むときに、まず確認してほしい「3つのポイント」をご紹介します。
1. 情報の優先順位は伝わっているか?
まず見るべき理由
ユーザーは画面を開いた瞬間に、
「どこを見ればいいか」「何をすればいいか」を判断します。
このときに重要になるのが、情報の優先順位です。
チェックするポイント
- 重要な情報が目立っているか
- 流し読みでも伝わるか
- 情報の並びや配置が自然か
よくある課題と改善例
よくある課題 | 改善のヒント |
---|---|
すべて同じサイズ・同じ色で目立たない | 大きさや色にメリハリをつける |
新着情報がページの奥にある | 最新情報は目に入りやすい場所へ配置 |
バナーが多すぎて埋もれている | 本当に必要なものだけを厳選する |
2. 操作に迷いや不安がないか?
まず見るべき理由
UI改善の目的は、ユーザーの行動がスムーズになることです。
そのためには「迷い」や「不安」をできるだけ減らすことが大切です。
チェックするポイント
- ボタンやリンクの文言は直感的か
- 次にやるべきことがわかるか
- エラーや失敗したときの案内があるか
よくある課題と改善例
よくある課題 | 改善のヒント |
---|---|
「次へ」「確認」など曖昧なボタン文言 | 「入力内容を確認する」「注文を確定する」など具体的にする |
リンク先がわかりにくい | アイコンや説明を添えて予測しやすくする |
エラー画面が冷たく不親切 | やさしく・わかりやすいメッセージにする |
3. 更新や運用のしやすさは考えられているか
まず見るべき理由
UIが使いやすくても、情報が古かったり更新が止まっていれば、ユーザーの信頼は下がってしまいます。
運用しやすい設計もUI改善には欠かせないポイントです。
チェックするポイント
- 更新されていないコンテンツはないか
- CMSが使いにくくなっていないか
- 更新ルールは整備されているか
よくある課題と改善例
よくある課題 | 改善のヒント |
---|---|
CMSの入力欄がわかりにくい | フィールド名や説明文を整理する |
担当者しかわからないルール | マニュアルやガイドを用意する |
更新が面倒で放置されがち | 更新しやすい設計に見直す |
おわりに
UI改善というと、デザインに目が向きがちですが、
まずは今回ご紹介した3つのポイントを確認するだけでも、大きな改善につながることがあります。
- 情報の優先順位
- 操作のわかりやすさ
- 運用・更新のしやすさ
「なんとなくUIを直したいけれど、何から始めればいいかわからない」
そんなときは、まずこの3つからチェックしてみてください。
UI改善のご相談、承ります
私たちは、画面設計・UI改善・CMS設計まで含めたご提案を得意としています。
「ざっくりしたお悩み」でも、「今のままで大丈夫か不安」という段階でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。