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UI改善でまず確認したい3つの基本ポイント

2025.03.07

はじめに

「UIを改善したい」

「もっと使いやすくしたい」

そう思ってはいても、いざ着手しようとすると

「どこから直せばいいのか分からない」

と悩まれる方は少なくありません。

UI改善というと「デザインをきれいにすること」と思われがちですが、実際にはもっと基本的で重要なチェックポイントがあります。

今回は、WebサイトやシステムのUI改善に取り組むときに、まず確認してほしい「3つのポイント」をご紹介します。

1. 情報の優先順位は伝わっているか?

まず見るべき理由

ユーザーは画面を開いた瞬間に、

「どこを見ればいいか」「何をすればいいか」を判断します。

このときに重要になるのが、情報の優先順位です。

チェックするポイント

  • 重要な情報が目立っているか
  • 流し読みでも伝わるか
  • 情報の並びや配置が自然か

よくある課題と改善例

よくある課題改善のヒント
すべて同じサイズ・同じ色で目立たない大きさや色にメリハリをつける
新着情報がページの奥にある最新情報は目に入りやすい場所へ配置
バナーが多すぎて埋もれている本当に必要なものだけを厳選する

2. 操作に迷いや不安がないか?

まず見るべき理由

UI改善の目的は、ユーザーの行動がスムーズになることです。

そのためには「迷い」や「不安」をできるだけ減らすことが大切です。

チェックするポイント

  • ボタンやリンクの文言は直感的か
  • 次にやるべきことがわかるか
  • エラーや失敗したときの案内があるか

よくある課題と改善例

よくある課題改善のヒント
「次へ」「確認」など曖昧なボタン文言「入力内容を確認する」「注文を確定する」など具体的にする
リンク先がわかりにくいアイコンや説明を添えて予測しやすくする
エラー画面が冷たく不親切やさしく・わかりやすいメッセージにする

3. 更新や運用のしやすさは考えられているか

まず見るべき理由

UIが使いやすくても、情報が古かったり更新が止まっていれば、ユーザーの信頼は下がってしまいます。

運用しやすい設計もUI改善には欠かせないポイントです。

チェックするポイント

  • 更新されていないコンテンツはないか
  • CMSが使いにくくなっていないか
  • 更新ルールは整備されているか

よくある課題と改善例

よくある課題改善のヒント
CMSの入力欄がわかりにくいフィールド名や説明文を整理する
担当者しかわからないルールマニュアルやガイドを用意する
更新が面倒で放置されがち更新しやすい設計に見直す

おわりに

UI改善というと、デザインに目が向きがちですが、

まずは今回ご紹介した3つのポイントを確認するだけでも、大きな改善につながることがあります。

  1. 情報の優先順位
  2. 操作のわかりやすさ
  3. 運用・更新のしやすさ

「なんとなくUIを直したいけれど、何から始めればいいかわからない」

そんなときは、まずこの3つからチェックしてみてください。

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私たちは、画面設計・UI改善・CMS設計まで含めたご提案を得意としています。

「ざっくりしたお悩み」でも、「今のままで大丈夫か不安」という段階でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。